依頼者指定場所での花火大会開催までのながれ
申込から花火大会までの期間 1~3ヵ月

花火の距離と場所(保安距離)
花火大会で使用される花火玉の大きさはもちろん予算によりますが、その花火大会で打ち上げることができる最大の玉の大きさは各都道府県で定められた「保安距離」が決められています。
保安距離とは、これは打ち上げ場所から観客や付近の建物まで玉の大きさに合わせて、一定の距離(岐阜県では10号で半径240メートルなど)を置かなければならないという安全距離で、法律で定め、都道府県により規定が違っています。 より広い保安距離を確保できる場所では、大きな花火を打ち上げることができますが、市街地などの人口密集地では花火の玉の大きさや打ち上げ方が制限されてきます。
花火を打ち上げる場所には、グランド、公園、防波堤、畑、空地などがあり、交通規制により道路上での打上を行うこともあります。 場所によっては高圧電線や空港などの条件により打上が出来ない場所もあります。

花火は、打ち上げられると上空高く上がります。見ている人からは遠く離れてしまいますので、その大きさはなかなか解りません。ここでは花火の大きさを解り易く記載してあります。 上の図は横軸が保安距離、縦軸が高度を表しています。テレビ塔、東京タワー、東京スカイツリーの高さと比べるといかに花火のスケールが大きいかがわかります。
許可を必要としない数量
おもちゃ花火と違い、煙火(打揚げ花火)は、消費するには、都道府県知事に火薬類消費許可申請書を提出しなくてはなりません。 火薬類取締法では以下のように、一定数量以下ならば許可を受けないでも打ち上げられます(火薬類取締法施行規則第49条無許可消費数量を簡単に書いたもの)。
(1)直径6cm以下の玉(2号玉)の合計数量 | 50個以下 |
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(2)直径6cm以上10cm未満の玉(2.5号及び3号)の合計数量 | 15個以下 |
(3)直径10cm以上14cm未満の玉(4.0号玉)の合計数量 | 10個以下 |
(1)200個以下の焔管を使用した煙火(文字花火又はナイアガラの滝) | 1台のみ |
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(2)爆発音を出す筒物であって火薬1g以下、爆薬0.1g以下の煙火 | 300個以下 |
(3)爆竹等の爆発音を出す筒物で連結された本数が30本以下であってその1本が火薬1g以下、爆薬0.1g以下の煙火 | 300個以下 |
種類 | 消費許可を必要としない数量 |
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原料の火薬若しくは爆薬(15グラム以下の煙火) | 50個以下 |
原料の火薬若しくは爆薬(15グラムを超え30グラム以下の煙火) | 30個以下 |
原料の火薬若しくは爆薬(30グラムを超え50グラム以下の煙火) | 5個以下 |
爆薬(爆発音を出すためのもの)0.1グラム以下の煙火 | 無制限 |
発煙筒、撮影用照明筒 | 無制限 |
但しこの場合も消防への届け出は必要です。これ以上の大きさ、数量の消費(打ち上げ)またはこれ以外の煙火には許可が必要です。